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製作事例|古い門の杉の皮と竹を使用した歴史的建造物の屋根修復

時を重ねた門に、新たな息吹を

風雨により傷んでいた古い門の屋根を、杉皮葺きと竹押さえによって修復いたしました。
既存の木組みを可能な限り活かし、損傷した杉皮のみを交換。
屋根上には半割りの青竹を配し、黒縄で一つひとつ丁寧に結束して固定しました。
竹の節位置を正確に揃え、水平ラインを整えることで、伝統的な美しさを再現しています。

こだわり

・古材の風合いを残すため、交換範囲を必要最小限に抑えました
・杉皮の厚みを一枚ずつ確認し、手鉋で調整して段差や反りを防止
・自然素材のみを使用し、通気性を確保する構造としています
・新材と旧材が調和するよう、色味や重ね位置を細部まで検討

職人からの一言

古い門の佇まいを損なわず、当時の趣をそのまま残すことを大切にいたしました。
杉皮と竹という自然素材の力を最大限に活かすことで、環境にもやさしく、コストを抑えながらも耐久性の高い仕上がりを実現しています。
手を加えるほどに、かえって自然が生きる——そんな修復を目指しました。